app-engine-patchの終了とDjango-nonrel
Google AppsでDjangoを使うためのパッチ集であるapp-engine-patchが、バージョン1.0.2.3をもって開発終了した。
といっても完全になくなったわけではなく、Google Apps +Djangoの別のプロジェクトであるDjango-nonrelへ引き継がれた。
django-nonrelではapp-engine-patchのように「djangoがGAEで動くようにパッチを当てる」という方向性とは違い、「Djangoで非リレーショナルDBをサポートする」というプロジェクトで、そのDBの中のひとつにGoogle Apps Engineのモデルが含まれているというもの。GAEのモデルのほかにもMongoDBやAmazoneのクラウドサービスのひとつであるSimpleDB等がサポートされる予定である。
実装方法としてはbackendtemplateと呼ばれるデータProxyのような役割を果たす低レベルAPIのレイヤーをモデルに入れるという方法。パッチがでかくなりすぎてしまったapp-engine-patchよりは正しい方向性だと思われる。
まだ実装されたばかりでこれからという感じだが、GAEだけでなくAWSでも使えるとなれば「Django LOVE!」な人は要チェックだ。