Google Storage
今週はGoogle IOが開催されていることもあり、Google関連のリリースが目白押しだ。
Google Apps Engine for Business等の他にも気になるサービスがリリースされた。
現在Labの位置づけではあるが、RESTfulなインターフェースをもつGoogleのストレージサービスである。そう、Google版S3である。
Google Apps EngineではBlobSotreの取り扱いの制約がきついため、大きなデータを取り扱うアプリには他のサービスとの連携が必要であった。このサービスを利用すればEC2+S3のようなシステムがGAE+Google Storageで実現できるようになることを戦略的に考えていると思われる。
Storageとはいっても一般的なファイルシステムでいうネストした構造はサポートしていないようで、Bucket(バケット、バケツのこと)と呼ばれるコンテナ単位でデータを取り扱う。これはApps Engine同様、スケールアウトのしやすさを設計ポリシーとしているためだろう。
GooglePythonベースのコマンドラインツールGSUtilのほか、Webアプリベースの管理ツール「Google Storage Manager」が提供されている。
サービス自体はこれからという感じだが、Google Apps Engineの開発に携わる人にはうれしい機能だ。